GOBO合宿2016〜全国がつながるGOBO恒例大祭!〜
あらゆる地域、企業から「食と農」に志を持った若手社会人が集まるGOBO。
GOBOは、そんなメンバーの「やってみたい!」気持ちをもとに、農業界に新しい風を吹き込むべく、様々なチャレンジを行っています。
今回は、GOBOの年に一度の恒例イベントGOBO合宿について、企画者である平戸よりご紹介です。
今年も祭りがやってきました!!!
GOBO合宿とは、毎年11月初旬に行なわれる食と農林漁業の祭典「ジャパンハーベスト」に合わせて行うGOBO最大のイベント。日本全国に散った食や農に熱い若手社会人が集結し、再会を祝い語り、また新しいアクションを生み出す場です。
今回は、日本橋のゲストハウスIRORIさんに総勢85名の食農に熱い若手社会人や内定者を迎えました。

1次会では、おいしい食事を楽しみながらGOBOと関連団体の活動報告を行いました。
地方本部第一号となるGOBO福岡からは「東京には負けられない!」との強い意気込が。
Orchardfesやリアルナウシカプロジェクトなど、今後、九州全土を巻き込んで多様なプロジェクトを展開していく模様。今後に注目です!

国内の会員数12000人を誇る、全国農業青年クラブ連絡協議会(通称:4Hクラブ)代表、会津氏からもアツい想いが語られました。
日本中の農家とGOBOがコラボできるのではと胸踊るプレゼンでした。
他にもNINAITE〜食農勉強会〜のプレゼンなど今まさに動きだした様々な活動が紹介されました。(NINAITEについては詳しくは次の記事で!)
その後の2次会は宿全部を使って交流会です。全国からのお土産を囲って、再会に胸踊らせたり、新たな出会いや野望(笑)がたくさん生まれました。

集まったみんなの「やりたい!」の種
夜な夜なの語らいを経て、次の日の朝は自分たちがやってみたいことについて改めて話しあいました。
ここでは合宿で実際に発表された「やりたい!」の種を一部ご紹介して行きます。
『作業ヘルパー派遣センター』をつくりたい!
そう発表してくれたのは青森からきた稲田くん。
「各都道府県の農繁期の人手不足は課題。農家さんの手伝いをする団体は各地にありますが、農家の数と比較すると圧倒的に足りていない。そこで、各地域のGOBOメンバー、4Hの農家さん、農作業に興味がある学生が協力して人材を派遣する組織を構成したい。
適期に学生を派遣できれば、農家さんは助かり、学生も単にお金を稼ぐだけでなく、自分の住む地域の農業に触れる貴重な機会を持てるはず!」
農業の現場をよく知り、学生とのネットワークがあるGOBOだからこそできることかもしれない。突き動かされる力強い意見でした。

『GOBO定食』を作ろう!
そう呼びかけてくれたのは兵庫県から参加の鈴木くん。
「GOBOには全国に幅広いネットワークがあるので、メンバーの集めた全国の海の幸・山の幸をふんだんに用いて、どこよりも美味しい定食を作りたい。そしてそれを食べて幸せをもっと広げていきたい。」
その場で想像し、よだれの出そうなナイスアイデアでした!

Crossover × GOBO 明るい農業の未来を語ろう!
誰よりも熱く語ってくれたのはCrossoverという団体にも所属する二宮さん。
「Crossoverは、官と民、営利と非営利、様々な壁を乗り越える力を高め、社会問題解決に向けた協働のきっかけを創り出す触媒団体。「日本の農業が子どもたちの職業選択の1つに選ばれるような魅力的で明るい産業になるためには、農業はどう変わればいいのか?」GOBO共催で議論する場をつくる!」
なんとCrossoverさんとのイベント共催はさっそく実現に向けて動き始めています。この企画については次回のコラムで詳しくご紹介するので乞うご期待です!

学生と農家のホンキを繋ぐ!農業法人での『実践型インターシップ』を開催したい
石川県から参加の石原さんもアツい想いを語ってくれました。
「農業・食に興味がある。そんな学生へ、学生時代だからこそできる経験を。農業法人の次の柱となるような事業やプロジェクトに学生が挑める制度で、農業法人で挑戦し、農業分野で考えて行動できる人材を増やしたい。現在石川のイケてる農業法人2社に『実践型インターンシップ』の受け入れが決定。まずは、この2社で挑戦したい。そしてこの環を、いろりやGOBOと一緒に、広げていきたい!」
すでに形にすべく動き出している石原さん。大変面白い取り組みですしこちらもまた改めて詳しく発信させてください。

全国各地の「食」・「伝統」・「地域」・「人」etc..を発信、共有の場へ
来年から高知県でのIターンを決めた市田さんからはわくわくする提案がありました。
「私たちがやりたいことには、【地域にいる】、【伝統を知っている】、【商品を知っている】、だから、発信したい!という共通の思いがあることに気がつきました。全国各地に散らばるGOBOメンバーが、それぞれの「食」・「伝統」・「地域」・「人」を発信し、互いに知ることができる、共有の場を作りたい!」
地域に魅力が詰まっていることを知る市田さんらしい意見でした。

県外の人を巻き込んだビアアグリ@沖縄を開催したい!
なんと沖縄から参戦してくれたあらしょうくん。
「沖縄っぽい農業体験とオリオンビール乾杯イベントの実施したい。
もともと沖縄で「ビアあぐり」を実施しているが、3月を機にもっと県外の人向けに実施できたらと思ったのが最初。食・農に興味ある方々が集まるGOBOと一緒にできたらどんな化学反応があるか、非常に楽しみです!」
GOBOと一緒にやるからこその新しい可能性を感じてくれて嬉しい限りです。

目指せ、『社会人ハーベスト&アワード in 道府県』
最後に紹介するのはGOBO福岡の代表を務める荒木さん。
「GOBOのメンバーは全国から集まってきているので、今回のような合宿を東京だけじゃなく、日本の各地域持ち回りで開催をするのも面白いんじゃないかと思う。開催地の農家の方や会社の方にもGOBOの活動を知ってもらえる、という面白さもあります。まずは福岡から。実現にむけて考えていきたいです。」
GOBO福岡のメンバーも絶賛募集中とのことなので心当たりのある方はぜひご連絡下さい。
他にも様々な意見がでて、これからの食と農を担う若手のエネルギーを改めて実感した時間でした。

食と農に携わる人の熱意に応えられる場へ
今回の合宿の中で強く思ったのは、「GOBOを食と農に携わる人の熱意に応えられる場にしたい。」 という想いです。
GOBO合宿を通じて、合宿学生時代に抱いた食農への情熱を今でも持ち続け、アクションを起こしている•起こしたい仲間がいることを改めて知りました。
GOBO合宿も今回で5回目。日本中のOBOGに加え、日本中の農家さんとも連携を図れるようになりました。
ネットワークは毎年拡大し、各メンバーは業務の中でより質の高いアウトプットを実行できる能力を養うことで、GOBOの団体としてのパフォーマンスは日々向上しています。
この環境下で重要になるのは、「熱い想いを胸に形にしたいアイデアを携え活動する方々といかに出会えるのか」です。
現在、各々の専門領域を日々伸ばし、質の高い企画を一緒に考え実行できる環境がGOBOにあります。
つまり、やりたいことをやれてしまう訳です。笑
こういった場をぜひ、活用して頂きたいですし、食や農業、農山漁村に熱意を持った方々と一緒にアクションを起こし日本の1次産業の一助になれれば本望です。 ぜひ、一緒にアクションを起こしていきましょう!
